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協力隊志望動機について

火曜日, 12月 21st, 2010

きっかけは今年の2月4日。
会社で「次の4月の契約更新はありません」と告げられたことから。

5年近く働いた会社です。契約社員の宿命とはいえ、
まだまだ働き続ける同僚たちがいる中でのこの宣告は事実上のクビでした。
会社自体がどうしても人員を減らさなけれなならない状況で、
私に白羽の矢が立った理由は、
「リーダーシップをとれる人物ではない」ということ。
他にも「仕事が遅い」「ルールを守らずミスをした」などありましたが。

当時の私がいた部署では、契約社員で何年か働いて、
認められたら正社員登用されて管理側になるという流れが出来ていました。
その流れからすると、37歳にもなってリーダーシップを発揮できないようでは、
このまま契約社員の業務を続けてもらっても無駄だったわけです。

しばし途方にくれました。

給料が安いなぁ程度の不満はありましたが、
好きなことに関係している仕事だったので続けられるならずっと続けたい仕事でした。

しかし後ろを見ても仕方がないし、
今後も何とかして生きていかねばなりません。
PC関連の技能はある程度あるものの、
それを生かす仕事からはその前にフェードアウトしたばかり。
性格上発揮できそうもないリーダーシップを無理に身に着けるよりは、
別のスキルを身に着けて生かそうと考えました。

そこで達した結論が「英語をまともに使えるレベルにしよう」ということ。
そのためには2年間の海外生活と事前の言語トレーニングが約束される
青年海外協力隊がうってつけでした。

青年海外協力隊というと「貧しい国を何とか変えたい」という意志で行くべきだと思います。
もちろんその気持ちもありますが、
より強い動機は自分を鍛えるためであり不純なものだと思っています。
しかし、協力隊のキャッチフレーズにあるように
「世界も、自分も、変えるシゴト。」です。
自分が変わろうと行動していたら、世界も変わっていく。
そういうものだと思っています。
英語を身に着けつつ、任国サモアのITレベル向上の一助になれるよう頑張ります。